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一つひとつに伝統的な職人の技が光るミャンマー漆器「ラッカーウェア」
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さまざまな民族の伝統が紡がれ、長い歴史とともに多彩な工芸文化が育まれてきたミャンマー。ラッカーウェアはミャンマーを代表する伝統漆器で、漆ならではの艶やかな光沢と繊細な意匠美が光る美術工芸品。竹などで編んだ素地に漆を塗り、乾燥させ、さらに漆を塗るといった工程を8~20回も繰り返したあと、細かく紋様を掘り込み、色彩豊かに色を入れていきます。そのすべてが職人の手作業によって仕上げられ、完成には数カ月以上、お椀をひとつ作るだけでも半年かかることも。心を込めて作られたお椀やカップなど、ミャンマーでは普段使いの日用品から高級品まで幅広く揃います。

やさしいポイント

職人の伝統工芸品を継承する
漆器は日本はもちろん、東・東南アジア地域でも広く作られますが、ミャンマーではビルマウルシから採れる樹液を原料としています。絞り出された黄色い樹液は空気に触れると黒に変化し、漆塗して磨かれていくと耐水や耐熱に優れる漆面に。現在はミャンマー中央部の古都バガンを主な名産地として、何百年も続く漆工が現在も受け継がれています。バガンには漆器職人による製造風景を見学できる工房も多いので、実際の伝統技術に触れてみるのもオススメです。
本リストは環境・歴史・文化への敬意、地域への還元等を軸として、
CCCMKホールディングス株式会社、日本アセアンセンター、各国政府観光局との協議で選定したものです。
(ASEAN地域内共通のサステナビリティ基準はありません。)