アセアンへのやさしい旅50のアイデア

ブルネイは国民の約80％が敬虔なイスラム教徒で、ここは貴重なイスラム遺産や王室コレクションなどが収められた宝物館。首都バンダル・スリ・ブガワンにあり、ブルネイの歴史と宗教、イスラムに関する知識を深め、研究や学びの場として一般公開されています。

壮大な熱帯雨林でエコツーリズムを体験できる、ウル・トゥンブロン国立公園。首都バンダル・スリ・ブガワンからボートで1時間、ここでは専門ガイドとともにトレッキング、高さ45mもの展望塔や吊り橋から絶景を望むなど、未体験のアウトドアを満喫できます。

トゥンブロン地区の熱帯ジャングルに囲まれて、ワイルドな非日常へとエスケープできるエコラグジュアリーなリゾート＆スパ。川沿いのテント付きヴィラでグランピング＆サファリスタイルな滞在を満喫。自然との共存を目指す環境配慮も散りばめられています。

古き良きブルネイの原風景が残るトゥトン地区ラムニンで、ファームステイから始まったエコツーリズムを体験できる人気スポット。持続可能な農業を実践するファーム＆レストランではブルネイに伝わる伝統的なカンポン料理に加えて ホテルステイも楽しめます。

ブルネイの森で発見されたアガーウッド（沈香）は、長い年月をかけて自然が育んだ奇跡の産物。古くからお香や香水の原料として親しまれ、ブルネイでも香水やキャンドルが名産品に。ウッディな甘い香りが、ブルネイの旅の記憶をそっと思い起こさせてくれます。

ジャワ島の古都ジョグジャカルタにある世界文化遺産。千年以上もの眠りから覚めた後も謎に満ち溢れ、「世界の七不思議」にも選ばれました。大乗仏教の宇宙観を体現した寺院を巡れば、煩悩から悟りへの道、善行や暮らしの心得、太古のロマンに誘われます。

インドネシアでも知る人ぞ知る、未開のエコアドベンチャー体験が叶う、ブロモ山のトレッキング。東ジャワにそびえるブロモ山に登り、山頂では乗馬を楽しみながら砂の海やクレーターを散策でき、幻想的なサンライズを見るためだけに訪れるツーリストも。

緑豊かな山々と美しい農園を見渡せるロケーションに、ジャワ文化に彩られた美しいヴィラが佇むリゾート＆スパ。洗練されたラグジュアリー感とジャワの伝統文化、オーガニック食材やスパなど、インドネシアならではの伝統とウェルネスを堪能できます。

自然と人が調和した「食と暮らし」を提供するレストラン＆ファーム。ここで実践されているのは、持続可能な農的ライフとして注目されるパーマカルチャーやフードフォレストなど、自然とバランスよく共存するスタイル。食事のほか農園の見学や体験も楽しめます。

日本では「ジャワ更紗」という名で親しまれているバティックは、インドネシアの伝統的なろうけつ染めの染織技法です。ジョグジャカルタ郊外のバティック村などを訪問すれば、世界無形文化遺産にも認定されている伝統的な工法を見学することができます。

ラオス北部の中心部に位置するルアンパバーンは、14世紀から栄えたランサーン王国の面影を残すノスタルジックな古都。その優れた文化的、歴史的、建築的価値が評価されるとともに、自然環境とも美しく調和し、市街地全体が世界文化遺産に登録されています。

中央ラオスのカムムアン県、プー･ヒンブン自然保護区にあるアウトドアスポット。ここはアジア最大級の石灰岩の森が切り立つエリアで、ダイナミックなカルスト地形の上空をジップラインや吊り橋を歩いて渡るなど、スリル満点のアクティビティが楽しめます。

ラオス最南端のチャンパサック県、ラムサール保護湿地に囲まれた隠れ家ロッジ。自然との一体感に包まれるくつろぎのバンガロー、オーガニックなラオス料理に心満たされながら環境負荷も最小限。自然環境と地域に貢献できるサステナブルなステイが叶います。

世界遺産の古都ルアンパバーンを代表するレストランで、ラオスの郷土料理を堪能できる名店。美味しさはもちろん、コストパフォーマンスやスタッフのサービスも好評で、地元民や外国人観光客に大人気。料理教室も開催し、ラオス料理の普及にも取り組んでいます。

ラオスの織物はデザイン性、クオリティともに世界で高く評価され、「シン」はその伝統的な織物を使った巻きスカート。約50もの民族が暮らしているラオスでは、部族ごとに異なる織りや柄、染色の技術が受け継がれ、女性の伝統衣装として広く愛されています。

首都クアラルンプールで、マレーシアの歴史と絶景を感じる史跡巡りへ。ここは近代的な高層ビルが並ぶなか、イギリス統治時代の建造物やモスクをはじめ、マレー、中国、インドの寺院など各主要文化が美しく融合。マレーシアならではの異国情緒を感じられます。

ボルネオ島に暮らす野生のオランウータンは現在、個体数の急減が心配されていますが、生息地や親を失い、傷ついたオランウータンを保護する施設も。ハート2ハートはそんなオランウータンのリハビリテーション活動に参加できる1日体験型のプログラムです。

ランカウイが誇る太古の森に囲まれ、世界のトップビーチにもたびたび選ばれるダタイ湾に面したラグジュアリー＆サステナブルリゾート。環境配慮が徹底され、生物学者と巡るネイチャー＆ビーチウォークなど、自然の神秘に触れられるアクティビティも魅力。

2019年に「アジア・ベストレストラン50」を受賞した、クアラルンプールのレストラン。すべての食材はサステナブルな目線でシェフが厳選。店内で自家発酵、乾燥熟成された食材がふんだんに使われるモダンマレーシア料理を堪能できます。

ボルネオ島の先住民、プナン族に伝わる伝統工芸品。プナン族の女性が作るこの手織りのカゴバッグは、独特のデザインとカラフルな色使いが特徴的。同じ柄は一つもなく、国内外で人気の高いアイテムです。バッグの売り上げはフェアトレードNPO団体「Penan Women Project」を通じて、プナン族の暮らしや収入源、医療費、女性たちの自立といったさまざまな支援活動に活かされます。

ミャンマー中央部、古都バガンの平原に大小3000を超えるパゴダ（仏塔）や寺院が林立する遺跡群。カンボジアのアンコール・ワット、インドネシアのボロブドゥールとともに「世界三大仏教遺跡」に数えられ、世界遺産にも登録。ミャンマーを代表する名所です。

アンダマン海に浮かぶニャウンウーピー島はミャンマーの南部、タニンダーリ地域に800以上もあるメルギー群島の一つ。ここはまだほとんど知られていないプライベートアイランドで、麗しき海の懐に抱かれるシュノーケリング体験は、一生忘れられない思い出に。

ミャンマー東部、シャン州の麺料理「シャンヌードル」は国内で広く愛されている名物料理。現地では「シャンカウスエ」という呼び名で、国民食として親しまれています。優しい鶏がらスープをベースに、食べ方や具のバリエーション、味わいも豊富に楽しめます。

ミャンマーで日常的に使われている、肩掛けタイプの布製バック。シンプルな作りながら生地は丈夫で、エスニック感あふれるデザインやカラフルな色使いもファッションの差し色に。作る民族によってデザインが異なるので、お気に入りを見つける楽しさも。

漆ならではの艶やかな光沢と繊細な紋様が美しい伝統工芸品。竹などで編んだ素地に漆を塗り、乾燥させる工程を8～20回近くも繰り返し、繊細な模様付け、色入れなどもすべてが職人の手作り。完成には数ヶ月～半年と、手間暇をかけて仕上げられる逸品です。

手付かずの大自然が広がるフィリピン南西部のパラワン島で、ミルキーブルーがまばゆい海に心奪われながら、世界自然遺産の巨大鍾乳洞をめぐる地底河川クルーズへ。ここは地底河川としても世界最長を誇り、全長はおよそ8.2km。神秘的な絶景体験を味わえます。

高層ビルが立ち並ぶ首都マニラの中心部、旧市街のイントラムロスへ足を踏み入れると、まるでそこだけ時が止まったようなノスタルジックな街並みに歴史的建造物が点在。教会や城塞、遺跡といった名所を竹製自転車で巡るエコツアーも、人気の観光スタイルです。

かつて世界のベストビーチにも選ばれ一躍有名になったボラカイ島のホワイトビーチ、その絶好ロケーションに建つリゾート。サステナブルリゾートであるボラカイ島で高い環境基準を満たし、一流のホスピタリティが世界的な賞も数多く受賞しています。

セブ島の東南にあるボホール島は緑深い山々と紺碧の海がつくりだす、アドベンチャラスな自然景観が魅力。エコツーリズムの島としても知られ、ボホール・ビー・ファームは絶景のオーシャンビューを前に、オーガニックな食事を楽しめるファームレストランです。

フィリピンはココナッツオイルの生産量が世界第一位で、「ココナッツ庁」が設けられるほど品質の高さは折り紙付き。オーガニック＆低温圧搾（コールドプレス）にこだわったココナッツオイルは日本よりリーズナブルに購入できるので、日常使いやお土産にぜひ。

「自然環境の持続可能性」をコンセプトにした大型植物園。世界５大陸から集まった植物や花々が彩る楽園はアトラクションも多彩。太陽光発電、雨水利用など随所にサステナブル技術が施され、シンガポールならではの近未来感も壮大なスケールで堪能できます。

シンガポール最後の秘境と言われるウビン島は、船で15分ほどの沖合い、マレーシアとの国境近いジョホール海峡に浮かぶ島。近代都市の喧騒とは無縁ののんびりとした時間が流れ、熱帯雨林とシンガポールの原風景や野生動物との出合いに癒されます。

2023年6月にオープンするラグジュアリー＆サステナブルホテル。ガーデンシティとも称されるシンガポールを象徴するように、美しい自然を感じられる建築や内装が心地よく、客室からは緑豊かな街並みを一望。エレガントなステイが叶う都会のオアシスです。

ミシュラン一つ星を獲得し、アジアのベストレストラン50にもたびたび選ばれているシンガポール料理レストラン。地元の人々が愛する食文化を、卓越したセンスで昇華したコース料理は、シンガポール人や世界の美食家から大絶賛。食材も国産にこだわっています。

煮詰めたココナッツミルクに、「東洋のバニラ」と呼ばれる香り高いパンダンリーフを加えた甘いジャム。トーストとの相性が抜群で、朝食やティータイムなどシンガポールの食文化に欠かせない逸品。お土産には名門ラッフルズ・ホテルのカヤジャムが人気です。

タイ有数のビーチリゾート、クラビで最大規模を誇る仏教寺院。1970年代まで野生のトラが目撃されていたことから、「タイガーケイブ」とも呼ばれます。1237段の険しい階段を登った山頂が最大の見どころで、黄金のブッダとクラビの絶景を一望できます。

タイの秘境クラビの沖合には130以上の島々があり、趣の異なる絶景が個性豊かに点在。それらの島々を巡るアイランドホッピングはクラビの醍醐味で、シュノーケリングやダイビング、シーカヤックなどはもちろん、ロッククライミングの聖地としても有名です。

クラビで一度は泊まってみたいと憧れる旅人も多い、オーシャンビューの贅沢な隠れ家リゾート。美しい自然と調和したこのホテルは、環境に悪影響を及ぼすものの削減、水やエネルギーの環境配慮もさまざま。洞窟レストラン「グロット」で過ごす時間もロマンチックな思い出に。

クラビで本格的な南部タイ料理を楽しめる老舗レストラン。木々に囲まれた開放的な空間と伝統的な茅葺き屋根が心地よく、オーナーのこだわりが光る絶品料理が地元民から大絶賛。旅人にもリピーターが多く、ときには行列するほど。クラビで必訪したい名店です。

各地で受け継がれる職人の技、その土地ならではの魅力が融合した高品質な逸品を、タイ政府が名産品として認めたOTOP（オートップ）製品。クラビでは「ナムプリック・クンシアップ」という、エビ味噌×干しエビのスパイシーディップなどがお土産に人気です。

北部の首都ハノイから内陸へ、標高1600mの山岳地帯にある高原リゾート。緑深い山の麓には美しいライステラスが広がり、少数民族の村々が点在、昔ながらの暮らしが営まれています。インドシナ半島最高峰のファンシーパン山に佇む寺院や仏像も見どころです。

ベトナム中部ホイアンからの日帰りトリップが人気のチャム島。ここは島全体で環境保全に取り組み、ベトナム屈指の透明度を誇る海と豊かな生態系が守られていることからユネスコ世界生物圏保護区に。離島でのんびり、シュノーケリングやダイビングを楽しめます。

首都ハノイから山岳地帯へ約170㎞。美しい渓谷の中央に位置するマイチャウは緑豊かな田園風景に囲まれ、高床式の伝統家屋に暮らす少数民族の集落が立ち並びます。ここはマイチャウを代表するエコロッジで、自然と美しく調和しながら心潤すステイが叶います。

首都ハノイでベトナムの郷土料理を楽しめる人気レストラン。青少年支援団体KOTOが運営するこのお店は、スタッフの多くがかつて孤児やストリートチルドレンだった若者たち。無償で職業訓練の場を提供しながら、貧困や社会問題の解決を支援しています。

伝統的なドリップスタイルと濃厚な味わいが魅惑的なベトナムコーヒー。実は世界第2位のコーヒー豆生産国でもあり、コーヒー文化が深く根付いています。ふらっと立ち寄ったカフェでお気に入りの豆に出合えたり、最近はオーガニックコーヒーもトレンドに。